ブルーカレント76TZのインプレ|メバリング・カマス・チニングに最適~ヤマガブランクス
ブルーカレント76TZのインプレ|メバリング・カマス・チニングに最適~ヤマガブランクス
釣り再開後のおいらは、海釣り中心にコマセもルアーもやる人。
そんなコマセ野郎にも使えるライトゲーム汎用ロッドとして、非常に評価の高いヤマガブランクスのブルーカレントシリーズ。
自身もライトゲームのメインアイテムのブランドとして使っている。
ヤマガブランクスとは
しばらく使ってきて言えることは鹿児島の山鹿、メイドインジャパンで精度や品質も高く、安心して使用できるロッドと言える。
ロッドメーカーとして国内自社工場にこだわることで、独自の設計、製品コンセプトを磨き続けてきたそうで、釣竿製造の株式会社 山鹿釣具のオリジナルブランドとして2008年に誕生したロッドメーカーです。
ヤマガブランクスが国内自社生産にこだわるには理由は以下の通り。
釣竿は工業製品でありながら、製造・検査の肝要な部分は人間の手作業による感覚が重要です。
常に工場内で設計者と職人がコミュニケーションを取りつつ、より良い製品づくりを目指す環境を最重視していて、また多くのプロトロッドのテスト、改良をスピーディーに繰り返すためにも国内自社工場を持つメリットは計り知れない、とのことだ。
ブルーカレントシリーズとは
ブルーカレントシリーズは、ヤマガブランクス創業初期から引き継がれてきた歴史あるライトゲームカテゴリーのシリーズです。
ある程度繊細なリグも使いたいが、そこそこの長さとパワーも欲しいという汎用性の高いロッドということになる。
ブルーカレントの特徴
特長は「曲げて、獲る」というコンセプト。
ライトゲーム全般、例えばアジ、メバルから尺越えや不意の大物にも柔軟に対応でき、汎用性が高いのが特徴。
そして豊富なラインナップも魅力の一つで、ジグ単やプラグ、メタルジグなどあらゆるメソッドに対応できるモデルを揃えています。
ブルーカレントは3シリーズ
ブルーカレントには、3つのシリーズがある。
2022年時点ではフラッグシップの「BlueCurrent TZ/NANO」、コスパにこだわった「BlueCurrentⅢ」、より専門的に魚を獲る「BlueCurrent PROFESSOR」。
個人的に使ったことのあるブルーカレントは、510、610TZ、65TZ、68、74、76TZで、継続使用中は画像の510、610TZ、76TZに落ち着いています。
売れているのか、ここ5年程でシリーズの入替や見直しは結構あったように感じますね。
ブルーカレント76TZの仕様
ライトゲームタックル情報を参考にしてライトゲームにおける汎用性を目論んで導入した76TZ。
ガイドはトルザイトチタンフレームKガイドを使用。チタンフレームはサビに強く、ステンレスフレームのノーマルブルーカレントと差別化を図っている。
トルザイトリングは、従来のSicリングよりも曲げ強度が高く、軽量で、表面が滑らかなため摩擦が少なく飛距離もでるという富士工業(Fuji)のガイドリングの素材です。
🙄継数:2本、自重:69g
🙄ルアー:大体0.3~10gの範囲( JH:0.3~5g、Rig:0.3~10g、Plug:1.8~7g)
🙄ライン:PE0.3~0.6
ジグヘッド・シンカーキャロ・プラグまで幅広いルアーを使いこなすブランク設計で、様々な状況に対応してくれる。
ジグ単操作も良好な繊細なティップながらバットパワーはガツンと強く、良型アジ・メバルの走りも受け止める懐の深さも魅力。プラグ操作とも相性が良く、各種小型プラグだけでなく、ライトラインで挑むトップチニングにも最適なんですって。
◎対象魚:アジ・メバル・チヌ
◎ルアー:ジグヘッド・各種キャロ&プラグ
◎場所:港湾・磯・河口
個人的に一番好きなのはロゴフォントのデザインがカッコいいところなんだけどねw
ブルーカレントの想定用途と特徴
個人的なブルーカレント76TZの用途としては、こんな釣りで使いたいと思っていた。
🙄アジング(Mキャロ)
🙄ショゴ・メッキ・カマスゲーム
🙄ライトロックフィッシュ
7.6ftの長さで最大10gを背負えるロッドとしては、自重が69gと非常に軽量なのも特徴。ティップがリグや潮に引き負けることもないです。
一方で同じブルーカレント83TZや91TZなどロングキャストモデルの汎用性も魅力があるけど、ちょっと強すぎるのと、手持ちでエギングロッドのライト版のメビウス85ML
ブルーカレント76TZのキャストインプレ
リールやリグをセットしていたときに感じたことは、とにかく軽いこと。
7.6ftで69gという軽さによって、ロッドの振りぬけにシャープさを感じることができる。
ジグ単の場合
スペック的にジグヘッドは0.3~5gとなってるけど、上は10gでも大丈夫。
ただ、使用するラインにもより、1g以下のジグヘッドはキャストはできるけど、ちょっと扱いが難しいかな、という感じ。
例えば、アジングのジグ単で使用する場合、快適にルアーの操作感を得られるのは1.5gくらいからかな。
一方で、すごくいいのは、5g~10gのジグを使っている時が最もキャストフィールが良い。特に7gのカマス乱獲ジグ単をキャストした時のフィーリングが最高で、ロッドのしなりを感じながらしっかりロッドに乗せる感覚が得られ、振りぬけのいい音と共にシャープにジグを投げることができる。
プラグの場合
カマスゲームやメバルプラッギングととても相性がいい。
特に相性が良いのは、2〜7gぐらいのプラグ(カマス専用ルアーのカマサー
7.6ftという長さは長過ぎず、短かすぎない絶妙な感じで非常に使いやすい。最も扱いやすいのは5~10g前後のプラグ。
飛距離もよく出るのだ。
バッドも細くシャープな竿なので、尺メバル・カマスとのやりとりは厳しいかな?と思っていたけど、そんな不安は全くなくパワーも十分にあり、良く曲がるので、バッドの粘り(復元力)によってうまく魚をいなせて寄せられるのだと思います。
ブルーカレント76TZのロッドインプレ
・飛距離が欲しい用途にGOOD
・ジグ単でも少し重めのリグを使いたい用途にGOOD
感度がいい
アジング専用ロッドの感度敏感の高弾性ソリッドのショートロッドに比べると、ブルーカレントシリーズはしなやかなので少し感度は落ちるでしょう。
でも、ルアーを巻いてきた際の、コツッといった小さなバイトも感じれるし、巻きを主体なら十分な感度かと。
アジングにおいても、フォール中のバイトも明瞭に感じることができていますし、アタリが取れないといった事はないです。
しなりがいい
ティップを振ってみても、ムチのようにティップからベリーがしなっていて気持ちが良くて、ロッドの復元力も良いし、投げても一瞬でしなりが収束する感じ。
ブランクにも、カーボンテープをクロスに巻いたギラギラ感はなく、非常にシンプルで好きです。
振りぬきがいい
自重が69gと非常に軽いのもあり、振り抜けが抜群。
トルザイトリングで糸抜けも良いいのでルアーの飛距離も文句なし。
細くて感度も良いのですが、魚が掛かると良く曲がって魚を逃さない。でも竿全体のトルクはしっかりしていて、パワーもあるので30cm前後のキジハタとかでも全然問題無し。
ブルーカレント76TZのロッドバランス
シマノだとC2000番~2500番がマッチするんですが、素材によりリールの自重も変わるので、実際のバランスは以下の感じです。
結論としては、ブルーカレント76TZには、180~210gくらいのリールがとても扱いやすいです。
18ステラ C2000S
186g:GOODバランス。自重面では違和感なくマッチする。
けど、おいらにはブラックのブランクスにシルバーのリールの組み合わせがどうもしっくりこない。なのでシルバーのリールは、例えばライトワインド専用ロッドのライトワインダー610TZ
19ヴァンキッシュ 2500S
205g:GOODバランス。ヴァンキッシュは軽くて、リールのサイズからもロッドが先重りになることが多く、ゴメクサスのシングルハンドルで少し重さを加えている。
7.6ftにはちょうど良い重さの200gくらいになっていると思う。バッドガイドのサイズとスプールのサイズや向きもマッチしていると思う。
20ツインパワー C3000MHG
236g:チョイ重い。サイズ的にはヴァンキッシュの2500と同じだけど、材質の違いと、おいらの小さ目のハンドルノブカスタム
手元にバランスポイントが来るので問題なく使えるが、全体的にタックルとして若干の軽さ・軽快感が減る感じかな。
21ソアレXR C2000SSPG
165g:チョイ軽い。サイズ的には18ステラC2000Sと同じだけど、こちらの方が軽い点で先重り感があり、ステラの方が重さの面ではバランス的に合う感じ。
21ソアレXR C2500S
174g:なかなか良い。ヴァンキッシュとともに、このリールの組み合わせもいいかもしれない。新規格のC2500サイズ(C2000スプールサイズ)は7.6ftにもいい感じ。
もう少しリールが重くてもいいので、ハンドルやお守り君の重さで10gくらい重くしてバランスをとれば非常に使いやすいのかもしれない。
上記感想からも、個人的な普段使いタックルで合わせるリールは、19ヴァンキッシュ2500S、21ソアレXR C2500S
結論としては、ブルーカレント76TZには、180~210gくらいのリールがとても扱いやすいです。
20ツインパワーC2000S
190g:とても良い。ということで今更ながら追加w
とても滑らかな巻き心地でステラ並みだ。巻きメインのカマス釣りなんかは、タックルバランスの取れた重さと巻き心地でこちらがメインで装着することになった。
色味のバランスも黒いロッドにはツインパワーの方がカッコいい。
ブルーカレント76TZのまとめ
ジグヘッド・シンカーキャロ・プラグまで幅広いルアーを使いこなすブランク設計で、様々な状況に対応。
ジグ単操作も良好な繊細なティップながらバットパワーはガツンと強く、良型アジ・メバルの走りも受け止める懐の深さも魅力。トッププラグとの相性も抜群です。
たしかに、表示の0.3g~って表記は極端かな、と思うけど、ストレスなく使えるのは1.5gくらい~かな、と思う。
一番しっくりくるのは4~10gくらいのイメージか。
これ一本でアジ・カマス・メバル・チヌ・ロックフィッシュとすべてを網羅するし、秋口のヒイカや2号までのエギでも使えるのがいいところ。
最適なルアーは3g~10g
アジングには若干重めの3~10gのジグ単やプラグをメインにして、たまに1.2g前後のジグ単も使いたいような釣りにマッチしているかなと感じます。基本性能は、強めのメバリングロッドという感じ。
個人的な使用感は
🙁ジグ単(1.0g以下):★✩✩
😗ジグ単(1.0g以上):★★✩
😀ジグ単(3.0g以上):★★★
😀ジグ単・キャロ・プラグ・メタルジグ(~10g前後まで):★★★
😀エギ:★★★(2号程度まで)
7.6ftとは思えないほど軽量でシャープなキャストフィールを持つロッドであると感じています。
また、尺オーバーのカマスにもパワー不足を感じさせることなく、しならせて相手の突っ込みを上手くいなしてくれました。
メバリング用ロッドとしては十分なパワーを備えており、ライトゲームを幅広くカバーできるロッドであると感じます。
ブルーカレントで、汎用的に使用するには、テトラを主戦場としたり、ライトゲームで若干大き目の魚と対峙するパワーを生かした釣りがしたいならばTZ/76がバッチリ。
1g以下のジグヘッドも積極的に使用したり、港湾でよりスリリングなやり取りを楽しみたいといった場合には74や68や610や510が適していると感じます。
個人的には、使いやすいロッドだなぁと満足していますし、汎用性が抜群なので今後も大事に使っていこうと思えるロッドです。
ブルーカレント76TZは廃盤になりましたけど、メバルのプラッギングやフロートリグなど、少し重ためのリグを扱うのに適したロッドで非常におすすめですよ。
後継の76Streamもありますし、アジングやライトロックフィッシュゲームなど色んな釣りにも使えるので、ライトゲームタックル情報軟化を参考に、気になる方は是非一度使ってみてもらえればと思います。
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