トイレタンクのボールタップ・ダイヤフラムパッキン交換方法~DIY手順画像付き(INAX DT-4873)
トイレタンクのボールタップ・ダイヤフラムパッキン交換方法~DIY手順画像付き(INAX DT-4873)
水道の検針の方に、どっか水漏れてません?と指摘された。
旧INAXのトイレ、「DT4870シリーズ(4873)」のチョロチョロ水漏れ修理の手順が分かる。ダイヤフラムのゴムパッキン(PK-50-1001-2)の部品交換です。
👉素人でできるくらい、画像付きで細かく紹介
👉使った交換アイテムの紹介
さぁ、行きましょう。
しがないリーマンが、2005年に都内で新築した戸建て。
ソニータイマーならぬ、メンテナンスタイマーが発動か、10年前後で設備系の修理が必要になってきた。
築17年で色々修理
といってもまだ少ない方かもね。
2014年頃、2階のトイレ水漏れ
9年程経過、タンク内でのチョロチョロ漏れで、水が少し出ている状態。
この時はメーカー修理してもらった。
うん万円程度の費用だったと記憶。
2021年6月頃の壁・屋根遮熱塗装
昨年だ。
これも必須メンテナンス。
結果、月額換算すると6600円になるので、管理費・修繕費・駐車場2台費用月額をマンションの場合で考えると激安。
大体予定通りで、遮熱塗料等で快適化が推進できた。
2021年頃、1階のトイレタンク内の水漏れ
前回の2階トイレより使用頻度の少ない1階トイレ。
タイミング逆算比で使用率50%程度だろうね。
かれこれ1年くらい水がチョロチョロタンク内で漏れている。
ポタポタ音だったので半年くらい放置。
さすがに先日、水道下水代が1.8倍くらいになった。
そしてチョロチョロ音が気になり調べてみたら…
漏れすぎ!!
流れでとる、じゃじゃ漏れですやん!!!
ネーミングの確認
まずは、トイレ水回りの一般的な呼び名を確認する。
で、水漏れの原因になる場所。
1:左上の ”ボールタップ内のダイヤフラムのゴムパッキン”
2:下の ”ゴムフロート”
水のタンクへの「入口と出口」ですな。
大体この場所で水漏れが起きる。
共にゴムの劣化によるが、ほぼ経年劣化で起きるんだって。
ゴムフロートの記事はこちら。
耐用年数は7-10年なんだってさ。
ボールタップ・ダイヤフラム交換修理~作業手順
準備の手順を記録する。
どこで確認するか?
以下の場所に品番シールが貼ってあるので確認。
おいらのは蓋の裏の品番シールをはがしていなかったのですぐに分かった。
うちのINAXトイレは一番下のシャワー付きのリモコン型のやつ、型番がDT4873で17年使用。
この型番はマルチボールタップごと交換できる代替品がなく、
壊れたら即まるごとお取り替えリフォームしてください、みたいな感じ。
でもね、色々調べたらボールタップ内のダイヤフラムゴムパッキンの部品交換で行けそう、と判断して自分でDIY。
➡ 大き目のマイナスドライバー(止水栓を回す)
➡ ダイヤフラム ゴムパッキン
自己責任でお願いしますね。
1.止水栓を閉める
マイナスドライバーで手で回すだけ。
2.タンク内の水を流す
リモコンの大でも小でも、自動でも。
蓋はしたままで排水すること。
じゃないと水浸しになるよ。
3.タンクの蓋を外す
真っすぐ持ち上げるだけ。
水が排水され無くなっているはず。
どこのお宅でも水垢汚れで黒ズミ、こんなもんだ。
4.アームから浮き玉を外す
変な力が加わらないように、割れないように細心の注意を払って外す。
ハマっているので、アームを左手で握って、右手で右にまっすぐにじんわり力を加えて引く感じ。
こんな感じで取れる。
水位が無く、浮き球はそのままおいておく。
5.アームを外し、内部のダイヤフラムゴムパッキンを交換する
上に(左に、手前に)90度回す。
これもアームやパーツを割らないように両手で丁寧に。
90度、上に(左に、手前に)回した図。
下に合ったアームが上がってきた。
そして、右方向にゆっくり力を入れながら引き抜く。
抜けた。
アームが外れた図。
ダイヤフラムパッキンが劣化しておる。
17年水の中にいれば当たり前か。
剥がせば外れる。
左が17年物の古いやつ、右がこれから15年使う新しいやつ。
ちなみに開いている穴の数は関係ない様子。
そして、手はこんな感じに汚れるので、軍手があった方がいいかも。
6.新しいダイヤフラムパッキンをボールタップに取り付ける
ダイヤフラムゴムパッキンを、溝に気を付けて取り付ける。
突起と穴に注意して装着、きちんと付いた。
素材が白くて溝が良く見えないけど、注視するとなんとなくわかってくる。
7.元に戻す(ボールタップアームを取り付ける)
ここからは今までの手順を逆にするだけ。
説明通りでできちゃう。
奥にアームがある状態で、左に真っすぐ装着。
そしてここから右に90度回転、アームを真下に持ってくる。
奥に向けて回す感じ。
この感じにする。
溝さえハマれば意外と簡単にできる。
8.浮き球を取り付ける
次に浮き球をはめ込み、つける。
両手で慎重にね。
9.蓋をして、止水栓を開けて給水
止水栓を開けると自動で給水が始まる。
10.水を流してみる
トイレの水を流した後、再度、蓋を開けて、ボールタップアームからの漏れを確認。
最初の画像に比べ、水漏れが無くなった。
↓修理交換前の水漏れ
真ん中の水流が無くなったよね。
トイレタンクの水漏れまとめ
自分でDIYした水漏れの修理。
今回の場所は「↓↓緑枠」の水の流れを開閉する場所。
ボールタップ内の ”ダイヤフラムゴムパッキン交換” で水漏れを修理した作業手順を記録した。
パッキンゴム一つの交換で水漏れは無くなった。
ただ、同じように経年劣化する ”ゴムフロート” もセットで替えておいた方がいい。
これは後日の記録で説明しようと思う。
部品適合を調べる
自分のトイレが合うのかどうか、これが一番気になるよね。
確認の流れとしては
トイレシリーズDT-4873に装着されている、⇒ボールタップ
ボールタップTF-20Bに装着している、⇒ダイヤフラム
ダイヤフラムの対応品番 ⇒PK-50-1001
うちの旧INAXのDT4873(4870シリーズ)には装着できた。
2003年からの現行品なので、汎用性があるのではないかと思う。
>>ダイヤフラムパッキンPK-50-1001のボールタップ適合一覧と取付説明書
対応できないタイプは以下になる。
今回使ったアイテム
INAXのDT-4873(4870シリーズ品)で使用した。
ダイヤフラム内ゴムパッキン
当ページ内の紙の説明書もついているよ。
DT-4873に使えた。
ゴムフロート
これは出口部分のゴム玉。
ほぼ同じタイミングで劣化しているので、これも交換しておいた方がいい。
DT-4873に使える。
アームを割ってしまったら
合うトイレか、説明の品番を確認してね。
のちに別部分が漏れ、パーツ無く、結局トイレ交換しました。
水回り専門業者で見積もり
ちなみに、自信のない人や、汚したくない人、面倒な人、器用じゃない人、原因不明の人、は
プロに診てもらうのがおススメ。
プラスチックパーツが水の中に数十年沈んでいるので、扱いを間違うと部品が折れます。
わたしは一人だったら速攻プロに頼むけどねw
参考価格も知っておく、というのが一番いいかな。
プラスティック相手で意外と大変なので地域や時間帯、都合の合うところを比較してみるといいよ。
一応おいらが見積無料のところを厳選。
自分でやる場合とどれくらいお得になったか知っておけばいいよ。自慢できるしw
数千円だったらこっち方が安いかもしれないしね。
ちなみに放置しておくとフローリングの木が腐るので早めの処置が必要だよ。
ちょっと水回りを変えたい場合
なお、もし水漏れ修理だけじゃなく、数十年単位で環境も変わってきているだろうから水回りの造作物や意匠にも手を加えたいとかもあるだろうと思う。
例えば
- タンクレス、洋式モデルや温水便座に取り換え
- 手すり、鏡、水回り
- 換気扇、窓、大掛かりになると配置を変えたり
高齢になったりすると必要になってくる。
その場合は、無料の参考事例と見積
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■リフォーム希望箇所
全面リフォーム : 9%
水回りリフォーム :20%
部分リフォーム :71%
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大体小さなリフォームが多い。
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■リフォームのきっかけ
設備の劣化やグレードアップ :25%
リフォーム箇所をキレイにしたい :11%
高齢者のくらしのサポート : 3%
家族構成・ライフスタイルの変化 :10%
省エネ性を高めたい : 5%
中古物件を購入した :11%
その他 :35%
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毎年設備はグレードアップしていくからね。
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■リフォーム予算
〜100万円 :62%
〜300万円 :30%
〜500万円 : 4%
〜700万円 : 1%
〜1,000万円 : 1%
1,000万円以上 : 2%
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比較的小規模だけどきちんと相場は把握しておきたい。
ちなみにおいらの外壁塗装の工事の時はこちらで情報収集したところでお願いした。
自分が何も知らない状態でスタートするより、沢山の選択肢や相場観を知っていると、色々と疑問も気づきが出てくるようになるので、後に振り返ると後悔なく最善な選択ができるので役立つよ。
無料のものは貰って知っておかないと、また岸田自民党政権は低所得者への配布を初めますよ。
原資は我々の税金からねね。
そして、今回の修理箇所とは別に、実はもう一か所の修理↓↓↓で、チョロチョロ水漏れは完全に治ることになる。
のちに別部分が漏れ、パーツ無く、結局トイレ交換しました。
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