INAXトイレタンクのDIY修理|チョロチョロ水漏れ、ゴムフロート交換の手順(DT-4873)
INAXトイレタンクのDIY修理|チョロチョロ水漏れ、ゴムフロート交換の手順(DT-4873)
旧INAXのトイレ、「DT4870シリーズ(4873)」のチョロチョロ水漏れ完全に治った修理の手順を紹介。
ゴムフロートというタンク内、最下部の部品(TF-10R-L)交換だ。
👉素人でできる!! ように、画像付きで細かく紹介
👉適合一覧・使った交換部品の選び方と紹介
連続トイレ水漏れ修理の記事で恐縮であるが、誰しも訪れるであろう今後の記録として。。。
2022年6月の記録。
水道の検針の方に、どっか水漏れてません?と指摘された。
分かってはおったが、さすがに水漏れを1年ほっておくと悪化。
トイレの水が、チョロチョロ流れっぱなしになっていた。
前回記事の修理:ボールタップ内ダイヤフラム
前回の記事では、タンク上部の水の流入口の「ボールタップのダイヤフラム」のゴムパッキン修理を実行。
ここの水漏れは修正でき、きちんと水漏れは止まった。
要は水の入り口、上部からの水漏れは止めた。
再度水漏れ継続?の原因
が、数時間後、しばらくして1階に降りるとまた水漏れ音。
チョロチョロ・・・・・
よーく観察する。
▶ 下(便器内)に水が漏れる、のでタンクの水位が下がる
▶ タンクの水位が下がるとボールタップ(ダイヤフラムの給水弁)も少し下がり、給水弁が少し開く
▶ 給水弁が少し開くとチョロチョロ水が給水される(←ここはダイヤフラムを修理済)
なので、下(ゴムフロート)からの水漏れを防げば、水位は下がらない。
なので上部のボールタップ給水弁も開かない。
そしてチョロチョロ水が給水されることはない。
そう、実は下からの漏れもあり、それも直さなければいけなかったのだ。
INAXのDT-4873のゴムフロート交換
先の記事の ”上部ボールタップ内ダイヤフラム交換” に続き、
下部の ゴムフロート の交換をDIYでやってみる。
以下の場所に品番シールが貼ってあるので確認。
おいらのは蓋の裏の品番シールをはがしていなかったのですぐに分かった。
うちのINAXトイレは一番下のシャワー付きのリモコン型のやつ、型番がDT4873で17年使用。
1.ゴムフロートのサイズ確認
ゴムフロートのサイズは大小2種類あるようだ。
真上からサイズを確認するようだ。
白枠から黒いボールの淵がでていれば大サイズ。
真上からサイズを確認すると、黒い淵が見えるよね。
なので、DT-4873のゴムフロートは大サイズ。
2.止水栓を締め、水を抜く
手動でやること。
3.画像撮影、鎖のたるませ具合を記録
ボールを持ち上げる時の、”鎖の遊び” を記録するのが大事らしい。
先から鎖玉3つくらいかな。
今回は、この鎖自体と先のボール玉を取り替えるのだ。
(と考えていたけど、鎖は替えずに済んだ)
4.古いゴムフロートを取り外す
これを順番にやっていく。
まず、タンク内に手を入れ、レバーに付いているチェーンを外します。
両手で優しくね。
これでアクセスしやすくなった。
次に真ん中の「フロートカップストッパー(黒いやつ)」を外す。
オーバーフロー管にハマっているだけなので、黒いやつを両手で広げながらね。
オーバーフロー管は折れることもあるみたいなので、余計な横方向の力は極力最小限に。
オーバーフロー管の上に、はまっているパーツも外す。
これもぴったり上からはめ込まれているだけなので、丁寧に上に抜く感じで外れる。
抜けた。
オーバーフロー管に沿って、下にあるゴムフロート一式を鎖をつたって引き上げる。
17年間水に使っていたゴム玉。
留めているピンを抜けば外れる。
触ると真っ黒なので、軍手が望ましい。
墨のようにつくよ。
これがまた洗っても落ちないのだw
5.NEWゴムフロートの取り付け
これを順番にやっていく。
手順は、オーバーフロー管にゴムフロートを取り付けたあとに、チェーンを引っ掛けるという、取り外しと逆の順番でおこなう。
説明書通りだ。
新しいゴム玉を装着し、「止めリングのピン」で留める。
新しいゴム玉の装着部分を、オーバーフロー菅に差し込んでいく。
オーバーフロー菅に、ゴム玉の右の輪っかを刺す感じ。
下まで落とし込む、定位置に。
最初に取り外していたフロートカップストッパーをはめる。
少し開いて、オーバーフロー管にはめ込むだけ。
この黒いやつね。
きちんと装着できた。
そして、オーバーフロー管の上部に元々ついていたゴムホースのパーツを取り付ける。
なにかは分からないけど現状復帰。
真上からはめ込むだけ。
右が上になるんだけどね。
はい、はまった。
上から差し込まれ、はまっているだけだった。
なので、上からきちんと差し込むだけで済んだ。
6.仮動作
止水栓は止めているので、この状態で一度水を流す操作。
ここで、大小自動のボタンやレバーで、鎖がきちんとゴム玉が持ち上げられるのを確認。
そして、以下は今回の作業では、(フロートゴムカップより上の鎖部分)元々装着していた状態から変更していないので、何も手を加えていない。
下のフロートゴム玉を交換しただけなので。
最後に、ゴムフロートからレバーまでのチェーンの長さを決めていく。
チェーンの長さによって、トイレに流す水の量が決まるためです。基本的に、チェーンを短めにすると流れる水の量は多くなり、チェーンを長めにすることで流れる水の量が少なくなる。
そのため、ご家庭のトイレに合わせて最適な水量となるようにチェーンの長さを調整しましょう。
7.完了
タンクの蓋をして、止水栓を開けると、水がタンクに注入され始める。
さぁ、緊張の時間が訪れる。
そして水がタンクに溜まって、一旦漏れがないか確認する。
で、水を流す!!!!
今回は油断せず、さらに30分程すれば、修理効果の結果のほどは分かると思う。
30分後
で、水を流す!!!!
結果、見事、1年近く放置していたチョロチョロ水漏れが完治である。(数日たつが完治確定)
トイレタンクのゴムフロート水漏れまとめ
自分でDIYした水漏れの修理。
今回の場所は「↓↓緑枠」の水の排出する「ゴムフロート」という開閉する場所。
前の記事も含め、ゴムフロートとダイヤフラムゴムパッキン交換で水漏れを修理した作業手順を記録した。
17年水中にあったことで、猛烈に劣化したゴムフロート。
ボールタップ内のダイヤフラムと、ゴムフロートの交換で完全に水漏れは無くなった。
どちらか交換するときには、同じように経年劣化する ”ボールタップ内のダイヤフラム”と、”ゴムフロート” もセットで替えておいた方がいい。
これは先日の記録の説明が参考になると思う。
適合部品は?
念のため一覧で見ておくといいかもね。
うちはDT4873なので、右下にある4870タイプだね。
こういう部品は、ほぼほぼ汎用的に使えるように設計されている。
>>ゴムフロートPK-TF-10R-Lの適合一覧 と 取付説明書(スクロール中段)
なので、大体のトイレで使えるんじゃないかな。
いちいち金型作ってたら製造原価も莫大になるからね。
今回使ったアイテム
INAXのDT-4873で使用した。
おいらでも完全に修理できて治ったので、健闘を祈る。
ゴムフロート、ボールタップ内ダイヤフラムのゴムパッキン
ほぼ同じタイミングで2つ交換しておいた方がいい。
DT-4873で使えたアイテム。
アームを割ってしまったら
合うトイレか、説明の品番を確認してね。
のちに別部分が漏れ、パーツ無く、結局トイレ交換しました。
水回り専門業者で見積もり
ちなみに、自信のない人や、汚したくない人、面倒な人、器用じゃない人、原因不明の人、はプロに診てもらうのがおススメ。
プラスチックパーツが水の中に数十年沈んでいるので、扱いを間違うと部品が折れます。
見積無料なところで参考価格も知っておく、というのが一番いいが、手間や時間を考えると、プロに任せるのもあり。
地域や時間帯、都合の合うところを比較してみた見積無料のところを厳選。
自分でやる場合とどれくらいお得になったか知っておけばいいよ。自慢できるしw
数千円で済むなら、普通は任した方が楽ちんかもね。
ちなみに放置しておくとフローリングの木が腐るので早めの処置が必要だよ。
ちょっと水回りを変えたい場合
なお、もし水漏れ修理だけじゃなく、数十年単位で環境も変わってきているだろうから水回りの造作物や意匠にも手を加えたいとかもあるだろうと思う。
例えば
- タンクレス、洋式モデルや温水便座に取り換え
- 手すり、鏡、水回り
- 換気扇、窓
- 大掛かりになると配置の変更
高齢になったりすると筋力も衰えるし、必要になってくる。
その場合は、至急見積できるサイトで
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■リフォーム希望箇所
全面リフォーム : 9%
水回りリフォーム :20%
部分リフォーム :71%
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■リフォームのきっかけ
設備の劣化やグレードアップ :25%
リフォーム箇所をキレイにしたい :11%
高齢者のくらしのサポート : 3%
家族構成・ライフスタイルの変化 :10%
省エネ性を高めたい : 5%
中古物件を購入した :11%
その他 :35%
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■リフォーム予算
〜100万円 :62%
〜300万円 :30%
〜500万円 : 4%
〜700万円 : 1%
〜1,000万円 : 1%
1,000万円以上 : 2%
自分が何も知らない状態でスタートするより、沢山の選択肢や相場観を知っていると、色々と疑問も気づきが出てくるようになるので、後に振り返ると後悔なく最善な選択ができるので役立つよ。
のちに別部分が漏れ、パーツ無く、結局トイレ交換しました。
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