釣れたアジの一夜干し・干物の作り方|塩水10%に浸けるだけ
釣れたアジの一夜干し・干物の作り方|塩水10%に浸けるだけ
以前カマスの一夜干しの記事を書きました。
アジの一夜干しや干物の作り方は、基本的にカマスの一夜干しと同じプロセスです。
一応以下に備忘してみました。(というか書きっぱなしの記事があった感じです)
😀塩水濃度10%で作り、酒20cc、昆布1枚をいれる
😀開いたアジを、30分~1時間塩水に浸す(冬は短め)
😀乾燥は12時間~24時間、冷蔵庫・天日・日陰・夜間・扇風機で干す
新鮮なアジを保存出来て、美味しく愉しめますので数が釣れたら是非試してみてください。
では具体的に説明していきましょう。
魚の大きさ
できれば20センチ以上のアジがいいです。
でないと身が少ないので焼き魚でアジの身の旨味を愉しめないかなぁ、と。
干物の保存期間
一夜干しや干物にすれば、新鮮なアジも冷凍や冷蔵で保存する期間が伸ばす事が出来ます。
刺身よりは全然保管できるから、数が釣れたら干物かフライで保管するのが一番合理的かもしれません。
まずは失敗事例から
アジの干物を作るにあたっては、以下の事象に注意しながら調理して行きましょう。
😣浸ける塩水の塩分濃度の薄過ぎ(薄いのはダメ)
😣浸ける時間が短く身に浸み込んでなかった
😣夜露にあてたり日当たりや風通しが悪かった(極端はダメ)
こういう事象で干物作りは失敗するみたいです。
これらのことが先に分かっていれば、事前に留意できますよね。
アジを開く
まずは砥石できちんと包丁を研いでおきましょう。
背開き・腹開きどちらでもいい
エラ下から腹に向けて包丁の先を外向きに肛門まで刃を入れて腹を裂きます。
そして、はらわたを取ります。
小ぶりなアジを捌くのはアジ包丁が非常に使いやすいです。
内臓・エラを取る
内臓は包丁の根元を使い、エラは手で簡単にむしり取れます。
開く
内側の背骨に沿い刃を入れ開く。
開いたアジは薄めの塩水でよく洗い、汚れた部分は歯ブラシで洗い落すのがいいが、指でも問題ないですね。
塩水を作る
塩もピンキリの値段でありますが、安いので構いません。
塩分濃度は約10%で計量して作りましょう。海水は3.4%程度なので、それより濃い感じ。
例えば水1リットルならざっくり50~100gの塩でOKな感じ。
さほど神経質にならなくてもOK。
塩加減は夏は多めに秋冬は少なめに、また、食べる人のお好みで加減するのがいいと思います。
ただ、夏にはあまり作らないです。わたしの釣り場は夏に堤防から、まともなアジ、釣れないし。
酒を入れる
浸ける器に、旨みを引き出しつやを出す日本酒を入れます。
夏は入れないか、水1リットルに20CCと少なめに、秋冬は50CCと多めに入れるといいかもです。
昆布をいれる
これは気持ち的な感じかな。
昆布があると、旨味なんかにいい気分になるんですよ。色んな料理に使えますしね。
30~60分つける
落し蓋をして、冷蔵庫で冷やしながら時間を過ごすのがいいです。
魚の眼が白くなったら塩が回った証拠です。
時間が来たら、魚の身の塩水を、水で流すかキッチンペーパーでふき取ります。
(冷蔵庫に入れる)
必須ではないけど、ペーパーに包んで冷蔵庫で6~8時間おいてもいいです。
直接次の工程の屋外に出してもいいけど、乾燥した冷蔵庫もイケるんです。
冷蔵庫へのにおいはさほど付かないので大丈夫ですよ。
屋外に干す
魚干しネットに重ならないように並べます。
身はネットに当てず、皮の方を当てるようにしましょう。
暑い気候の時は身がやられやすいので注意しましょう。一般的には秋から春に作るものですかね。
干す時間や場所
干し器に入れて半日~1日おけば完成です。夜もOK。
日陰でも日向でもOKです。
✅夏は、5時間~
✅冬は、8時間~
日当たりと空気の乾燥具合で加減します。
夜干したままにすると、夜露にあたって美味しくできないばかりか腐敗の原因になる場合もあります。
乾燥した冬場でも屋根の下に干すようにしましょう。
なお、専門業者は夏場は乾燥した室内で送風機の風を当てて作っています。
さぁ、焼いて食べましょう。
アジの一夜干し作り方のまとめ
刺身に飽きるくらい釣れたら是非試してみてください。
😀塩水濃度10%で作り、酒20cc、昆布1枚をいれる
😀開いたアジを、30分~1時間塩水に浸す(冬は短め)
😀乾燥は12時間~24時間、冷蔵庫・天日・日陰・夜間・扇風機で干す
塩味の適度に入った自分の釣ってきた新鮮なアジの一夜干しの完成です。
きっと夢中になると思います。
自分専用の捌きやすいサイズの アジ包丁 や 計量機器 、いろんな魚を干物にできる 魚干しネット は、釣り好きの方でしたら持っておけば楽しめると思います。
是非、自分の釣った魚で舌鼓を打ちながら、美味しいお酒を楽しんでください。
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