トヨタIQ100Gのインプレ|セカンドカーは軽より小さい贅沢な普通車
トヨタIQ100Gのインプレ|セカンドカーは軽より小さい贅沢な普通車
セカンドカーとはいうものの、奥様の専用車の記録。
トヨタのIQ(アイキュー)という短い車が、長らく奥様のお供を務めている。
彼女の免許取得は遅く、おいらと結婚して暫くしてから。
そう、30代である。
世田谷区の教習所で見事に一発合格、90年代に実車で1回落ちているおいらからするとすごい。
本人曰く、教習車はマツダのアクセラセダンだったらしいので普通車は普通に操れるのだが、自分で日常で23区で乗るには小さい車に乗りたい、と。
本命:FIAT500
対抗:SMART
存在:VMのPOLO・UP、AUDIのA1
FIAT500は当時後付けナビ、イタ車はさすがに能天気で維持大丈夫か不安。
他もドイツ車歴はあるけど、「庶民の2台目セカンドカー初めての車」には結構いいお値段する。
トヨタIQ入手の記録
本人は、せっかく免許取ったんだからペーパーは嫌だ、混み入った都内の足として軽トラみたいな前だけの車が欲しい、とのこと。
そうマンボウみたいな横顔がいい、ということで探して提案したのがこちらトヨタのIQ(アイキュー)という車。
軽自動車じゃなく、普通車だ。
なんとドンピシャだったらしく、ネットで見た瞬間これを買うんだ、と言い出した。
初心者練習用ということで、ここでネットサーフィン
IQのボディサイズは全長が2,985mmと、3mを切った。
日本の軽自動車が全長3,700mm(正確には3.7m以上)なので、それよりもさらに70㎝も短い4人乗りになる。
寸法・重量 | |
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全長 | 2,985mm |
全幅 | 1,680mm |
全高 | 1,500mm |
ホイールベース | 2,000mm |
最低地上高(未積載時) | 135mm |
車両重量 | 950kg |
車両総重量 | 1,170kg |
紹介した手前、全く眼中になかった車の仕様、まともに走るのか等、入念に調べた記憶がある。
2011年奥様1台目:トヨタIQ 100G
エンジンは3気筒1L、68馬力だ。
最高出力(kW[PS]/rpm) | 50[68]/6000 |
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最高トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 90[9.2]/4800 |
2011年~2017年まで所有した。
100Gなので、本体154万の車である。
この車格で伊豆赤沢、箱根、河口湖、羽田、水上、水戸と免許取りたての奥様をエスコート、色々走ってくれた。
勿論近所の買い出し車でもある。
トヨタIQ100Gの外観
まずはこれだけが決め手。奥様的にも個人的にもとても気に入っている。
フロントのどっしり構えたところからのとんでもなく圧縮された側面、背面のシルエットがとても良い。
その割に5ナンバーサイズのどっしりが、横に視点が回るとなんとも可愛らしい。
まさに、まんまリアルチョロQの愛くるしさ。
トヨタIQ100Gのインテリア
まぁ、こんなものなのかな?というのが第一印象。
ダッシュボード
実用性とデザイン性も兼ねていて、助手席はダッシュボード下がえぐれ、後席に人が乗る際のスペース確保に役立っている。
車自体の囲まれ感もあって、ファミリーカーともスポーツカーとも異なる居心地でまさに自分の空間、という感じ。
収納スペースがほぼ存在しないけど、車検証の収納場所は後席シート下やシート背面の下部など、普通の車では活用しない場所の収納スペースに挟んでる。
内装
ぱっと見の内装は雰囲気が落ち着いて(世代によって配色が違う)レザーパッケージの合革と布の配色は違和感も感じない。
もし色味が気に入らなければ今やカバーもサードパーティーで、かっこいい車種別にカスタムレザーシート
また、ほぼないけど緊急時に3.4人目を載せることも可能。
ただ、同乗者が居ると一気に視界が悪くなる。後方のガラスが小さくて後方確認がサイドミラー頼みになる。
二人までの移動ならラグジュアリーに手を入れているのでコンパクトカーより評判はいいよ。
運転席・助手席エアバッグ | 標準装備 |
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運転席・助手席サイドエアバッグ | 標準装備 |
ニーエアバッグ | 標準装備(運転席) |
後部席カーテンエアバッグ | 標準装備 |
そしてエアバックの数。なんとフル装備が標準装備。
これがこのサイズの軽自動車じゃなく、普通車にした決め手の一つにもなっている。
荷室
人を乗せるか、荷物を載せるか。
人だと狭いけど、荷物だととっても広いので満足。
ヘッドレストを取って、シートを倒してIQのカスタムマットセット
トヨタIQ100Gの走行性能、乗り心地
さて、実際の乗り心地はどんな感じ?
街乗りの印象
1000CC、街乗りでは文句なし。
ただ、3気筒なので信号待ち等の停車時にプルプルプルという振動が若干響く。慣れるけどね。
しっかり踏み込めば、併せて加速するので違和感は感じない。
カーブや市街地の入り組んだ場所を走行する時に、軽自動車よりキビキビ動くし、ステアリングが重めの感じなのもあり、そこそこ大型の車で走っているような安定感を感じる。
最小回転半径が標準的な軽自動車より小さいので、何かと狭い場所や駐車場、あるいは広めの道路の転回等、切替しなしで立ち回ります。
逆に自分の2000CCのSUV四駆に乗るとイライラする感じ。
坂道の印象
小田原や水上高原の超坂道の一般道、一時停止後のダラダラ坂道は少し辛かったらしい。
エンジン音が加速時のスピードに応じて比較的大きく室内に入るが、流しているとさほど気にはならない。
あくまでも加速するときだけ、踏めるなら遅くはないけど、比例してエンジンがうなる。
高速の印象
坂道と加速以外では、短いスパンで波打った高速道は苦手かも。
速度抑制の段差のある道なども苦手なほうかな?ヒョコヒョコする感じがする。
😙軽自動車よりは安定感がある
足回り、車体剛性等もろもろが固めになっているので、運転者には心強いけど、同乗者には少々不満があるかも?
ただ、そんなに人数乗せて乗る車でもないので割り切りが必要かと。そして車体が短いので、物理的に限界があります。
トヨタIQ100Gの燃費
思ったよりは燃費は良くない感じで、それなり。
一応中古のエンジンに効く有名な添加剤を追加したりすると明らかに調子が良い気がする。
そして、一般道を使った峠を含む200キロ程度のドライブで、18キロ/l、近所買い物使用で12.3キロくらい。
ガソリンメーターのメモリが雑なのがすこし残念。
その他の記録
今思うと10年くらいの車の装備の進化ってなかなかあるもんだな、と。
ドラレコ追加
人生、できるだけ頭や育ちの悪い人と交わりたくないんだけど、自宅外にでるとその辺にいるかもしれないリスクに対し駐車監視付きドラレコで証拠で固める必要がある。
そんな世の中になってしまって残念だけど、リスク管理は最大限にしておくべき。そしてそういうやつは大概財力はないんだよね。
だから自身を守る任意保険もきちんと無料の自動車保険一括見積もり
カーボン調パネル(これは1300の画像)
ドラレコの他にもシフト回りのIQのカーボン調シフトパネル
スマートキー電池交換
数年経過すると反応しなくなったので、自身で電池交換
専用フロアマット導入
IQ専用フロアマットも格安でおしゃれなのが沢山あるので、16パターンから選べばオリジナルの車内に早変わりできるのだ。おいらのメインカーも同じところのを導入することで正規Dの半額で導入できている。
ワコーズを添加
Dから勧められたけど自分で入れている。数年に1回だけど、アイドリングの雑味を無くす添加剤。2種類投入している。
ふけあがりも良く、燃費も改善する。
たまに投入することで明らかに車の状態が変わるので面白い。
トヨタIQ100Gの保険料金
これは素晴らしいね。
自家用車の高い維持費の一つが任意保険。
おいら使用前提の2台目割引も使い、最大限の保証を最安値で実現すべく一番安い自動車保険一括見積
なんと!!!!
IQの料率も事故率が低いのか、一般車両保険90万付きで2万円台、と非常に満足のいく条件を見つけることができたので充分満足。
大企業わが社のグループ保険の見積もりもしたがそれよりもかなり安く、かれこれ数十年お世話になっている。
トヨタIQ100Gの車両価格(2023年時)
IQは発売当初、このパッケージで新車価格はかなり高かくインパクトがあったけど、中古車価格はそこそこ安めだった。
でも、登場から15年近い時がたつと、ピンキリの内の、「キリ」が淘汰(とうた)され始めて、残った「ピン」がぐいぐい値段を上げていく。
典型的な中古車の通例において、既に上昇傾向が始まっているのが「iQ」なんだそうだ。
個車ニーズの高まりとともにその特異性がいよいよ注目を浴びることになったようで、程度のいい個体は3桁万円に入っているのもあるみたい。
異様な運動性能を知ってしまうとちょっと癖になるかもね。
トヨタIQ100G、2018年売却記録
2011/11~2018/1の計7年間の稼働で4,000キロ~15,400キロまで走ったよ。
奥様の免許取得から慣れるまで、そして関東近県へのドライブレジャーにお供してくれたトヨタIQ1000「あのこ」。
とてもいい車だった。
点検前にDから新しい車乗換のご提案があったんだ。
同じ車種の「1300CCの最終モデル」で1,000キロちょっとしか走っていない極上車であった。
どうする?
2017年年末の紹介で年始で決める、というスピード決裁&ニコニコ現金決済。さすがですね、我が奥様。
トヨタIQ100G、いくらで売れた???
さて、悲しいけど「あのこ」の売却額はいかほどに??結構メンテで自分の車より力を入れていたので少しは期待。
努力は怠らず、1社ずつ声をかけるのは面倒なので、一括見積もり
2017年末の査定1
というのも、奥さんの車の入れ替え時に使ったことがあったから。
その時、『Dの買い値+10万円』を引き出したので、Dには「一括査定に売る
と、速攻Dも応じた。なんだそれw
この査定やらなきゃ10万円利益取ってたのか?w
まぁ商売だからいいけど。
たかだか下取り60万円くらいでの『+10万』はデカかった。
奥様号入替、傷なしおいらメンテナンスを経て売り出し中の図。
扉の窓のラインがスッと通っているのがチョロQみたいで好きなんだよね。相変わらず、かわいい。
程度がいいのもあるけどセカンドカーユースですぐに売れたみたい。
2020年の査定2
もう一つの選択肢。
即座にかかってくるアポ電話があると迷惑なので、営業電話なしの最大10社買取査定
翌日の設定時間に入札一覧が見れる、という電話の来ないシステムが気に入った。
これはお義父さんの車の査定。
2シーターの四駆クワトロ、おいらが2013年モデルの釣り車に変える前に乗っていた車の査定額。
9年落ちでこの値段。
でも、すんでの差で違うところに110万で売却決定したらしい。
素人の奥様が。。地元で。。交渉( ノД`)
でも、満足なんだって。まぁ仕方ない。
おいらとちがって、差額の10万くらい小銭?と思える、余裕のある感じがいいね(^_-)-☆
ということで、一般的な査定より、こっちの方が10万以上査定が良かった。
いずれも今の自分の資産である車の値段を知るのは無料だし、大事なこと。
2021年価格高騰
皆さんの車の評価からも、ここ数年レア車の価格が高騰しているらしい。昔乗っていたスカイラインなんか結構いい値段になっている。
このIQもレアな(売れなかった?)点で価格が高騰するきっかけにもなっている。
意外とIQの価格もこの2020年代になってから捨てたもんじゃないよ。
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